マザーテレサが、ワシントンDCを訪問することを聞いた活動家は、マザーテレサの予定を調べ、
マザーの前に立ってお願いをすることができました。
「マザー、マザー、私たちは明日、ワシントンDCを埋め尽くすように人々を集め、戦争反対の集会をします。
そのための行進で、マザーに先頭を歩いてほしいのです。戦争反対を訴えるための活動です。お願いします」
そして、「もちろんです。喜んで」という返事を期待し待ってました。
すると、マザーは活動家の目をしっかり見ながら、こう言ったのです。
「しません。」
「え?」活動家は信じられないという表情を浮かべながら呆然とします。そんな活動家に対して、マザーが言葉を続けます。
「息子よ、私は「戦争反対」という行進の先頭には立ちません。しかし・・・」
「しかし?」
「もしその行進が、「平和のため」であるのならば、私は喜んで先頭に立って、皆さんと共に歩きます」
常識=戦争反対のための運動
新たな常識=平和のための運動
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