ある州立の高校で数学を教えている先生が2名いた。一人はアイビーリーグ大学出身のA氏、もう一人は、中堅の州立大学出身のB氏。どちらも学生への教え方は、そこまで変わらなかったが、学生の出席率の高さと数学の点数が良かった学生が多かったのはB氏のクラスだった。
授業中の視点では違いがないことから、授業の始まる前までに視点を広げると、B氏は授業が始まる前、各学生に対して個々に違った声掛け(例-昨日体調が悪かったみたいね)をしており、指導の細かさが見て取れた。その結果、各学生らは、先生に観られている感覚からコミュニケーションが必然に多くなり、関係性が強化され、出席率が高くなり、数学の点数が高くなっていたのである。
常識=授業中における教育指導マニュアル
新たな常識=授業外での学生への個別声掛け
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